2020年2月17日月曜日

《戯言:おつきあい》 同居っていかが?

( ノ゚Д゚)こんにちわ

義両親の大暴走で同居に至ったakaneです。

今まさに同居話が持ち上がってるんだという人もいらっしゃるんではないでしょうかね。
数年前に大手の建築会社が二世帯住宅をものすごく推していた公式サイトを見たことがありました。
正直その時点で同居していたので、同居していた嫁の立場から見た感想を言わせてもらうと

「 んな、楽観的な観測で物事書くんじゃねぇ 」

というのが私の感想でしたね。同居してもうすぐ20年になります。

「同居話がでてる」という人も、「同居話を出したんだけど・・・」という人も
もちろん、旦那さんの両親と同居する人、奥さん側の両親と同居する人

我が家の同居話を少し書いておくので、参考程度に。


*************************************************************

1. 同居話は突然に・・そして、台風?いやいや・・・とんでもないことに。



同居話ってする側としては、簡単に考えていることが多いのかな。
自分の親と同居となるとハードルが下がるというのか、安易に考えている方もいるんではないかなと。
よく言う「 結婚したら身内 」とか「 娘のようにかわいがる 」「 息子のように・・・ 」なんて言う言葉。

あんなもん・・・こちら側からしたら「 お前らは赤の他人じゃっ! 」なんですよね。

そもそも、そういう他人とだったらちゃんと話の筋を付けてからやるでしょうし、相手のことを考えたりいろいろとするのでしょうが、これが「 結婚した相手 」となるとそういうのが取っ払われてしまいがちなのか。

我が家の同居も、、「 同居どう? 」と聞かれた数日後には

「 土地買ったから。 」( ← は?前の家はどうしたんだよ! )
「 建築会社決めたから 」( ← は?何すっ飛ばしてんだ? )
「 図面はこれだから。ね! 」 ( ← あ?ばかじゃねーの?お前ら )

そして、最後の言葉は

「 お金は出して。 」(← ・・・・ )

暴走も大暴走。
で、自分たちの好き勝手に自分たちの都合のいいようにだけ言ってあった図面は

玄関一つ、キッチン一つ、居間一つ、お風呂一つ、トイレ一つ、
一階に義両親の寝室、義父の母の部屋、仏間。
二階に私たち夫婦の部屋、子供たちの部屋。


2、 夫婦の正念場。

「金を出してくれって当然のように言ったけど?決めるときに私たちがいないってどういうこと?」
まずは、義両親より先に夫との話し合いを優先させました。
当時、二人目が生まれたばかり。夫はうつ病を患っていて、調子がいいときと悪いときの差がまだまだあり安定しないというとき。
今よりもっと遠い通勤時間がかかるところへ引っ越さないとならない。



「 土地を買うという時点でなんで同居するならこちらに話をしてこないんだ?
 同居する気があるのか?あの人たちは! 」

ものが飛び交うような大喧嘩を繰り広げました。
そして、さらにハウスメーカーとの打ち合わせの際
ハウスメーカーは完全に義両親の意見しか聞いてない。
同居する側のこちらの意見は全く持って聞いてみようという姿勢すらない。
おまけに

「 同居したら、生活費入れてね。5万ぐらい入れてほしいかな。
同居したら、akaneさん働けるじゃない。

あ。でも、、、、


土日祝日休みで、夕方5時には帰ってこれる仕事にして頂戴ね。 」


この時点で、あぁ、もうこの同居はダメだなって思いました。

当時の時給は730円にも満たない額。
それで5万という金額。
単純計算して、私が働いた分はほぼ全額義母へ・・・ということになります。
ということで、ここでかわいげのない嫁になることに決めました。


3. やっぱり・・・同居ってむずかしいらしいんだよぉ。って、今更か?!


「生活のリズムがまるで違う家同士が同居しても無理だと思う」
「あなた方は同じ時間の電車にのってほぼ同じ時間の電車で帰宅してくる。こちらは、シフト制。
おまけに残業もある。夕飯だっておのずとバラバラ」
「子供はいつまでも今のままじゃない!大きくなれば思い通りにいかないことなんていくらでもでてくる。」
「あなた方は、食事制限がある。若い男の子がそんな状態我慢ができるわけがない。食費を入れても、子供たちが違うものを食べたいといいだせば、結果的にこちらから別で買う羽目になる。
それじゃ、私たちの家族には今より余計に出費することになる」
「電気だって、電話だって、あなた方は朝方。あなたの息子さんは夜型ですよ?
電気代で喧嘩になるのは目に見えてるじゃないですか。」

ホントにかわいげがなかったと思います。でも、実際これは本当の話。
生活リズムがまるで逆な家庭同士が同じ屋根の下に生活するということを想像してみてください。
寝たいと思っても、動いている人がいれば音がでる。
今まで、寝たい時間には静かだった家。
そんな些細のことでも不満の元になる。

そして、一番の問題点は、「 義母は自分の母親としか同居をしてない 」ということ。
そうなんです。義父は義母の家に養子にいったということです。

自分の親ですら喧嘩になるというのに、どうして喧嘩にならないはずがないといえるんですか?

と、面と向かって言いました。
義母は黙りましたよ。義母は義母で自分の母親と同居し、介護までしました。
喧嘩もしたと聞いたことがありました。
それでも、同居したら幸せみたいなことしか言わない義両親。
それにも腹が立ちました。

そして、こんな話をちくちくしていたら、義父が職場で盛大な壮大な同居ドリームを語って失笑されたそうで

それが・・・実は、義父。

「 寺内貫太郎一家みたいに大家族で生活したい 」

これが、夢だったそうです。
義父も義父で産みの親である母親が離婚して一人では育てられないということで親戚に預けられ幼少期、青年期を過ごしたそうです。
もちろん、ドラマの話にもなりそうなことはされたという話を聞きました。
義父の母は親戚に毎月いくらかのお金を渡していたそうですが、そのお金は義父に使われるより、親戚の子供に使われていたことが多かったそうです。

そういうのもあって、結婚して初めて「家族」を知り、長男が結婚し孫ができ、二人目の孫もできた。
同居して大家族でご飯食べたい。
孫と一緒に公園いきたい・・・



ぶっちゃけ、

「 はっちゃけちゃった 」ってやつですね。

同居ドリームを聞いた職場の人たちは

「それは、ド・ラ・マだよ。ドラマ。現実にはないんだよ。あったところで普通自分たちがそうなるなんてほぼないよ。何を言ってんだよ。今がいいなら今のままが一番だよ。」
「うちも同居してたけど、同居はやめときな。ろくなことにならない。
 嫁姑がね・・・ダメでさ。長男夫婦でていちゃったんだよ。
 長男夫婦の返済分が今かぶさってきてホント、同居っていいことはない。」

まぁ、長男夫婦が出ていった話を聞いて、自分の嫁さんの性格とか考えたのかもしれませんね。

図面もほぼ完成。
支払いの方法がほぼ決まり、
あとは、いつからやるか?という段階になって

「 やっぱり・・・同居はやめよう 」と言い出した義父でした。

周りの意見もちゃんと聞いた方がほんとにいい。
そして、いいことばかりじゃないってことをちゃんと認識すること。


4. 同居ってどうなの?

「 スープが覚める距離 」
って言う言葉がありますよね。
実際にその距離という必要はないと思うんです。
ただ、お互い「 ある程度の距離感 」というのは必要ですよということですね。

今の年配の人たちは、高度成長期からバブルといい時代を仕事していました。
今の時代からしたらホントにとんでもないことがいっぱいでした。
銀行マンのボーナスは、給料袋一つには収まらず二つ、三つという人も。
今の人たちとはホントに価値観が全く違います。
私は比較的年配の人よりの考えをもっていますが、いろんなことが変わりすぎて
自分の価値観や考え方を変えていかないとついていけない。

同居して数か月目で嫁姑の言い合いが勃発。
夫はうつ病がまだまだ安定しない状態。調子が悪いと朝起きれず寝坊。
東京の職場までアクアラインを使って送迎したりしてました。
ところが、「午後になったら調子がいい」と仕事終わりに飲みに行く始末。
おまけに、「終電のれなかった・・・」と高速でお迎え。
こんなことが、連発。
ひどいときには週に4回寝坊して送迎したことも。



今は、薬も合うようになり寝坊どころかすっきり寝れてすっきり起きれるようになりました。

朝送迎して、昼前に戻ってきて夕飯の買いだしやら夕飯づくり、子供たちの世話して
風呂に入ってほっとすると22時過ぎ。帰るコールがこないぞ?と思いつつ子供を寝かしつけたりしているうちに24時をすぎ・・・「 ごめん、、お迎え 」で夜中の2時にお迎えして2時間かけて帰宅。
4時過ぎ・・・6時には子供が起きる時間。
2時間程度しか寝れないんです。
こんな生活を続けていたら、やっぱりどこかでちゃんと寝てないと体がもたない。
昼間寝ることになるわけなんですがこれが気に食わなかったのは義母。

「 主婦が昼間から寝て!何やってんだ! 」

と怒鳴ってきた。

私は私でそんな生活のストレスがずっとたまっていて・・・

「 じゃぁ、やってみやがれ!朝東京送っていって、
夕方帰ってきていろいろとやって
終電逃したからお迎え?高速使ってお迎えして家に帰ってこれるのは4時過ぎだ!
6時には子供が起きてくるのに寝れるか!
こんな生活やってられっか!ふざけんな!やれるもんならやってみろ! 」

と怒鳴り返してしまいました。



それ以来、義母はこちらの生活サイクルを気にしてくれるようになり

「昨日・・・夜中1時ぐらいに階段降りていったけど、、もしかして蘇我?」

って聞いてくるようになりました。



正直、同居というのはそう簡単なものではないです。
簡単に行く人たちもいると思います。
ただ、大半の人たちは簡単にはいかない場合が多いと思います。

「子供の面倒を見てもらえる」「生活費が多少浮く」といういい面ばかりを推しているということは、逆に言えばそうでもしないと同居はしないってこと。
メリットがあるのであれば、必ずデメリットは存在します。

他人というのをまず頭においてから話をし始めることは、冷たいといわれるかもしれませんが忘れがちな「他人だったら話の筋を通す」とか「自分のやりたいこと言いたいことだけを言わないようにする」とか他人だったらやることを嫁などには「身内だし」とやらないと後々もめる原因にもなると思うんですよね。

家族は身内です。でも、同居は他人が入ってくる生活になるということ。

「 パーソナルスペースを大切にすること 」

これに尽きると思うんですよ。
パーソナルスペースを大切にするなら、「 ○○しようとおもうけどどうかしら? 」とかの会話が自然と出てくると思うんです。
それがないと結局もめる。
「 いつも義母さんは私の予定なんて・・・ 」とかになる。
相手があるから同居できるわけで。

スープの冷める距離。

姑の立場からしたら、「あの子はこれが好きなのに」とか「こうしてあげたらいいのに」というのもわからないでもないです。実際、私には息子がいます。いるから姑の気持ちもわからないでもない。
母親は息子が基本好きです。
父親は娘が基本好きです。
(嫌いな人もいるんで、基本ねw)
口を出したくなる、手を出したくなる。

それも理解しておくと同居する時にはいいかもしれない。


そして、一番のキーは自分の「 パートナーの存在 」です。

私は同居するにあたって夫に

「 義母さんには義父さんという味方がいるの。
 同居をしたら私には誰も味方がいない。あなたしかいない。
 何かあった時に、私の味方に絶対になる、どんなことでも味方でいるというのなら同居する覚悟をするけれども、あなたが義母さんの味方をする気でいるなら同居するつもりもない。 」

と伝えました。

同居に関してこれはホントに重要な事だと思います。
同居をするにあたって一番最重要なことはパートナーがきちんと味方になるってこと。
適当にしていると、うまくいくこともダメになると思います。

私の同居はいろいろとありました。

義両親のところに「オレオレ詐欺」がかかってきたり。
義父さんが医者のいうことを聞かずに薬を飲んだことにしていたのを内緒にしていて、薬の管理を義母がするようになったら薬が強すぎて、ベッドと壁の間に落ちて挟まって動けなくなって大騒ぎしたとか。
義父さんが湯船で低血糖起こして意識とばしかけたとか。

他人ですが、必要とあらば助けますよ?そりゃぁ、旦那の親ですから。

義父さんは食パンが大好きで、時折お手製のパンを焼いてあげたりもしてます。
義母さんは意外と可愛い人で、義父さんの食事療法に付き合っているので食べたいもの食べられないのを知ってるんで外に連れ出せるとは連れ出して好きなもの食べてもらったりしてます。
意外と、よく食べる人でその年でトンカツペロリですしし。
義父がいると飲めないサイダーが大好き。

お互い嫌いな面もあります。
でも、仕方ないです。他人ですから。
だから、適度な距離感を保って義母さんのパーソナルスペース、義母さんのペースは乱さないようにしてます。

たまに顔を出しては、話をしたりしますがそれは情報収集のため。
コミュニケーションが取れてないと結局は同居なんてうまく行かないものです。


我が家の間取りは、玄関一つなところはかわらないですが

キッチン、お風呂、トイレ、居間はそれぞれ別。
一階と二階の上下での完全二世帯住居となりました。

玄関別でもいいとはおもうんですけどね。
玄関一つだから逆によかったのかもしれない。
子供たちには、出かけるときはばばたちにも声をかけてほしいなって言ってます
そういう事でちょっとした会話がうまれますしね。


楽しい同居にできるか?どうか?それは同居する人たち全員で作っていくものなので
誰かが我慢したらなんてことは言わないように。



日々の出来事ランキング

0 件のコメント:

コメントを投稿